予防歯科

虫歯や歯周病にならないように
「予防する」

歯磨きする女性の写真

従来の歯科は、「痛みが出てからまたは悪くなってから治療に行く」というスタイルがほとんどでした。個人的には保険治療もこれをベースに設計されているように思います。

しかし歯科治療は基本的に悪いところを取り除き、人工物で補うというものですので、このパターンですと確実にご自身の歯を失う事になります。

ご自身の歯を失わず、一生自分の歯でおいしく食事ができる事を目指すには、その一番の近道は疾患を発症させない事です。

歯を守るために本当に必要なことは、虫歯や歯周病を治療する事ではなく、虫歯や歯周病にならないように「予防する」事、または治療完了後に継続したメンテナンスを行うことです。

虫歯に対しての予防

虫歯の写真

虫歯は虫歯菌だけで起きる疾患ではなく、その菌が元気になる糖を多くとるような食生活や、その菌が増殖するのを防げなかった歯磨き方法、そこに歯の形状や時間の経過など、さまざまな原因がそろって発症するものです。そのため予防を考えるには、それぞれに合った対策をしていかなければなりません。

裂溝の深い歯に対してはシーラントを行います。
シーラントの説明はこちら

フッ素塗布やフッ素洗口は、含まれるフッ化物により、歯質を強化し、虫歯になりにくい歯を作ってくれます。

ブラッシング指導のイラスト

丁寧なブラッシングは、プラークを歯面から除去する事につながり、歯面から細菌を除去し、口腔内の細菌数を減少させてくれます。最近では歯磨剤の中に含まれるフッ化物濃度も高濃度の物があり、より効果を期待できます。
※高濃度フッ素配合歯磨剤は6歳以下は不適応。

また、このような虫歯の特性を理解しているからこそ、普段の食生活も気を付ける事ができるようになり、糖の摂取の抑制や、規則正しい食生活が身についてくると考えます。

患者さんの現在の状況や、考え方をもとに、今何ができるか、何から始めればいいのかをお伝えできればと思っています。お気軽にご相談ください。

歯周病に対しての予防

治療中の写真

歯周病の予防は主に治療後の再発防止をメインに考えております。もちろん発症させないよう若い時期からの適切な口腔衛生管理も大切ですが、不幸にも発症してしまったとしても、適切な処置を行えば安定化させることは可能と考えます。

しかし歯周病は治療で安定しても再び再発する可能性が高いため、一通りの治療終了後も気を抜くことができません。そのためにメインテナンスが必要となります。

条件によっては、歯周安定期治療として保険適応にもなりますが、1~3カ月毎や6カ月毎など年に数回の来院が必要になります。

これを継続することで治療後の安定した口腔内を長期間維持する事ができます。また、記録したデータは文書にてお渡しも可能なため、ご自身の口腔内がどのように変化しているのか客観視する事も可能となっています。

日南市で予防歯科の
治療は当院へ

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